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髪質診断で日々のケアが変わる!あなたの髪質は?痛みやすい髪質とは?

毛が絡まったり、パサついたり、乾燥したり、枝毛や切れ毛、艶感がなくなったなど、様々な悩みの要因となるのが髪のダメージ。ではそもそもなぜ髪は傷むのでしょうか。それを知るには髪の毛の構造から、みなさんそれぞれの髪質、特徴を知り、それに合わせた日々のケアをする必要があるのです。もしかしたら、日々のなんてことない行動が髪のダメージの原因となってしまっているかも・・・?
できるかぎり分かり易く、解説していきますね。

目次

髪の痛みやすさ=髪の構造に関係している

髪質のお話をする前にそもそも髪の毛というのはどういった構造なのかご存じでしょうか?まずはそこから知ることで、意識もしやすくなると思います。

1本の髪というのは、大きく3つの部分から作られていて、1番外側のことをキューティクル、真ん中の部分をコルテックス、1番内側をメデュラといいます。

化学的な構成成分のほとんどがタンパク質であり、あとは脂質、メラニン色素などです。毛髪のタンパク質は、シスチンと言われているアミノ酸がとても多いのが特徴的です。

キューティクル

半透明でうろこ状のようなものが平らに数枚重なり、髪内部の組織を守っています。キューティクルの特徴の1つ、濡れると柔らかくなること、そしてこすれることによって、欠けたりはがれたりして、髪の毛の先端にいくほどキューティクルの枚数が減少してしまいます。

何枚もの層で構築されているキューティクル1枚1枚もさらに多層構造です。エンドキューティクルと呼ばれているものは柔らかく水で膨潤しやすい性質で、水、ヘアカラー、パーマ剤などの通り道になります。キューティクルとキューティクルの境には細胞膜複合体(CMC)が存在します。

これらは髪のツヤなど左右する働きがあります。髪全体に占める割合はわずかに0.1%にも満たない量ですが、紫外線やヘアカラーなどで失われやすいです。1回のヘアカラーでなんと80%も失われてしまうと言われています。

コルテックス

コルテックスは髪の85~90%を占めています。繊維状の束に取り巻くような構造で形成されていて、この部分のタンパク質や脂質の構造、水分量などが、髪の柔軟性と太さに影響を及ぼします。また、メラニン色素と呼ばれる、その量で髪の色を決める働きのある成分は主にこの部分に含まれていています。

メデュラ

髪の1番内側存在するメデュラは、タンパク質の網目状あるいは多孔質構造でできています。ダメージを受けると多孔質構造の割合が増加してしまいます。その働きはいまだに明確になっていないと言われています。諸説では、膨潤や収縮する際の隙間や、特定の動物の毛などでは、断熱効果があると考えられています。

髪がダメージを受ける原因

パサパサ、チリチリ、髪の毛が傷んでしまうという悩みについてはたくさんのご相談を受けてきましたが、何より大切なことは原因を知り、日々のケア、未然に予防することです。そこで、髪がダメージを受けてしまう主な原因について解説していきます。

摩擦

日常生活での一番のダメージ要因は、摩擦です。髪が濡れたまま寝るのは良くないといわれていますが、その理由は、濡れてもろくなった状態の髪と枕がこすれてしまうことで、キューティクルが傷ついてしまうからです。濡れた髪にブラッシングやタオルドライをする際も、摩擦が起こりダメージを受けやすくなってしまうので力加減は注意してください。

さらに、濡れた髪というのは引っ張ると伸びやい状態にあります。極度に伸びてしまった髪というのは、修復できません。ブラシを通すときは、絡まりや引っかかりにも気を付けてください。

静電気

静電気が起きると、髪表面のキューティクルがはがれやすくなり、ダメージヘアが進んでしまうことがあります。キューティクルがはがれた部分からは、髪内部のタンパク質や水分が流出し、パサつきがひどくなって、髪がまとまらない原因にもつながります。

乾燥

髪の毛が乾燥してしまうと、静電気が起こりやすくもなってしまい、結果的に先ほど記述したキューティクルが剥がれやすくなりダメージが進んでしまう原因となります。ではなぜ髪の毛は乾燥してしまうのか?その原因は日常生活の様々なところに隠されています。例えば寒い冬の時期のエアコンや、夏の紫外線、熱などもです。その他にもパーマやカラーなどのケミカル的な要因や、ドライヤーをする際、過度に乾かしすぎてしまうこともその原因に含まれてしまいます。

髪質診断で自分に最適なケアを見つけよう

ここまで髪の毛の構造や、ダメージの要因となることについて解説してきました。最後にそれぞれの髪質ごとの特徴を知り、日々のケアや生活の参考にしてみてください。

剛毛

日本人では特に多いと言われているのが剛毛の方です。剛毛ということはキューティクルが分厚いということで、そのこと自体は悪いことではありません。ですが、水分や油分が不足してしまうと、硬くなりやすい髪質でもあります。洗浄力が強く質の高いシャンプーを使用しましょう。おすすめは、「アミノ酸系」「ベタイン系」のシャンプーです。保湿もしっかり行うことが大切です。

軟毛

軟毛の方のケアはハリやコシを与えるためにノンシリコンシャンプーを利用するとよいでしょう。トリートメント剤は重くなりすぎないタイプを選んで! 軟毛の方のヘアセットはふんわり感を出すために、ふんわりさせたい部分を指で引っ張りながらドライヤーをかけると効果的です。

セルフでチェックする方法もあります。髪の毛1本の両端を持って水平にして、片手を離します。もしも髪の毛がそのまま水平を保っているならば剛毛、下に下がるなら軟毛といえるでしょう。また、両端を持って引っ張ってみてください。切れるようなら剛毛、伸びるようなら軟毛でしょう。次に指に毛髪をくるくる絡めてみてください。指を抜いてすぐにまっすぐに伸びるようなら剛毛、しばらくそのままの形状なら軟毛です。

ストレート毛

ストレート毛、いわゆる直毛というのは、もっと細かく表現すると「髪の毛が硬くなり、固まってしまっている状態」のことを指します。動きを付けづらいのも直毛の方たちにとっては大きな悩みだと思いますが、あまりアイロンなどの熱でダメージを蓄積しないよう注意しましょう。

クセ毛

クセ毛の方というのは、通常よりも水分量が少ないことが原因の1つとしてあげられます。つまり乾燥しやすいということです。乾燥しやすいということは、それによるダメージも受けやすいということ。ですので、普段からトリートメントなどでしっかりと保湿ケアすることが大切です。

頭皮が乾燥しやすい

頭皮が乾燥しやすい人の主な原因として、乾燥している空間に長くいることや、何度もシャンプーをする、熱いお湯でシャワーを浴びている、ヘアドライをしっかり行えていないなどがあげられますので、まずはそれらを改善してみてはどうでしょう。

シャワーの温度の適正は40度以下が好ましいです、自然乾燥ではなくしっかりヘアドライヤーを使用しましょう。その際も、高温をあて続けないよう注意してください。

頭皮がオイリー

頭皮がべたつく原因は、十分に汚れを洗い流せていないことや、脂質の過度な摂取、睡眠の質やストレスが考えられます。主に日々の生活の中に隠されていることが多いので、バランスの良い食生活と睡眠を心がけてください。

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